アメリカンフットボールにおいて、時計・時間は非常に重要な要素です。「タイムマネジメント」という言葉があり、得点差と残り時間を見ながら試合の流れをコントロールすることも戦術の一部です。
勝っているチームが行うタイムマネジメントの例として、逃げ切りをはかるために「相手に攻撃権を渡さないように時間稼ぎのプレーをする」というものがあります。逆に負けているチームが行うタイムマネジメントの例としては、ボールを持ってわざと外に出たり、パスをわざと失敗して持ち時間を最大限利用して、試合終了ギリギリで逆転を行うというものがあります。このタイムマネジメントがアメリカンフットボールの醍醐味の一つになっています。
そして時間に関するアメリカンフットボール特有のルールに「ツーミニッツウォーニング」というものがあります。第2、第4クォーターの残り時間が2分になるといったん時間が止められるというものです。これはクライマックス直前にCMをいれるというTV中継を意識したルールです。
またメディアを意識したルールとして、「インスタントリプレイ」というものがあります。いわゆるビデオ判定です。直前のプレーに不服がある場合にヘッドコーチが異議ありをコールするとインスタントリプレイを要求できます。そしてビデオ判定の結果判定を覆すような証拠があればもちもん判定は覆ります。ただしこれは1チーム1試合につき3回までときまっています。
そして各チームには作戦会議のため、前後半3回ずつの「タイムアウト」という時間が与えられます。作戦を伝えたり選手の水分補給などに使われます。このようにアメリカンフットボールでは通常の試合の流れ以外にも時計が止まることがあります。試合を面白く、かつ商業的にも考えた試行錯誤の末にできたルールなのです。
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